クラウド型資産管理サービス「Birdeye」、 クラウド人事労務ソフト「SmartHR」との連携開始のお知らせ
日本オープンシステムズ(本社:富山市牛島町9-5、代表取締役社長:園 博昭)が提供するクラウド型資産管理サービス「Birdeye」(バードアイ)は、株式会社SmartHR(本社:東京都港区、代表取締役 CEO:芹澤 雅人)が提供するクラウド人事労務ソフト「SmartHR」とのシステム連携を開始しました。
連携の背景と目的
多くの企業では、人事・労務担当者が従業員に貸与するPC、社員証、制服などの資産や備品の管理業務を担っています。管理業務では、従業員数の増加に合わせて貸与品(貸与する会社の資産や備品)が多くなり、管理が煩雑になっている、適正な管理が行えていないなどの課題を抱える企業もあります。特に、従業員の入社時の資産準備や退職時の資産回収では、ヒューマンエラーが発生しやすい状況です。
こうした課題を背景に、当社が運営する「Birdeye」は「SmartHR」との連携を開始しました。「Birdeye」で登録されている資産情報と「SmartHR」に登録されている従業員情報を適切に紐づけることで、入社時の資産貸出や退職時の回収業務が効率化され、大切な資産の紛失を防ぎます。これにより、人事・労務担当者が資産管理にかける工数を削減し、より本質的な業務に注力できる環境を提供します。
連携の概要
今回の連携により、クラウド型資産管理サービス「Birdeye」とクラウド人事労務ソフト「SmartHR」との間で、以下の2つの機能が実現されます。
SmartHRの従業員情報とBirdeyeの資産情報の自動連携
入社時に「SmartHR」に登録された従業員情報が自動的に「Birdeye」に連携され、ユーザー情報として登録されます。これにより、「Birdeye」で事前に登録された資産と入社した従業員の紐付けが行われ、貸出資産の管理が一元化されます。
誰にどの資産が貸与されているかを可視化することで、貸出状況を正確に把握することができ、資産管理業務に貢献します。また、遊休資産を把握することで、経営資源の最適化を図ることができます。
退職日に自動連携した返却通知の送信
「SmartHR」で退職手続きを行なった従業員の退職日が「Birdeye」に自動で連携されます。退職日が確定した時点で、従業員に対して返却手続きを促す通知が送信され、退職時の資産回収をスムーズに行うことができます。その結果、大切な資産の紛失リスクを低減し、管理業務の負担を軽減します。
クラウド人事労務ソフト「SmartHR」について
「SmartHR」は、労務管理クラウド7年連続シェアNo.1(※1)のクラウド人事労務ソフトです。採用管理の情報から内定者の雇用契約や入社手続き、年末調整などの多様な労務手続きをペーパーレス化し、データとして蓄積し、さらに、「SmartHR」に溜まった従業員データを活用した「人事評価」「従業員サーベイ」「配置シミュレーション」「スキル管理」などのタレントマネジメント機能により、組織の活性化や組織変革を推進し生産性向上を支援しています。
さらに「SmartHR」では、他の業務システムとの連携を容易にするため、アプリストアサービス「SmartHR Plus」を提供しています。「SmartHR Plus」では勤怠や給与などのサービスと連携できるアプリケーションを展開し、個社ごとのカスタマイズ性を高め、正確性や安全性の高いデータ連携を実現しています。
こうした取り組みを通じて、「SmartHR」は、企業の生産性向上を後押しし、すべての人が働きやすい環境づくりに貢献します。
※1 デロイト トーマツ ミック経済研究所「HRTechクラウド市場の実態と展望 2024年度版」労務管理クラウド市場・出荷金額(2024年度見込)
クラウド型資産管理サービス「Birdeye」について
「Birdeye」は、社内のあらゆる資産を一元管理できるクラウド型資産管理サービスです。PCやモニター、社員証、社用携帯、オフィス什器など、幅広い種類の資産を登録・管理することができ、部署や拠点単位での利用が可能です。
資産の登録から貸出・返却、棚卸、廃棄に至るまでのライフサイクル管理に対応しており、資産の現状把握やリスク管理、内部統制の強化にも貢献します。QRコードを活用した棚卸機能では、スマートフォンやタブレットを用いて現場で迅速に読み取りができ、作業効率を大幅に向上させます。
さらに、資産の貸出・予約管理機能により、誰が・いつ・どの資産を使用しているかをリアルタイムで可視化できます。これにより、資産の重複調達や遊休化を防ぎ、コストの最適化と運用の効率化を実現します。
インストール不要のクラウドサービスとして提供しており、インターネット環境があればどこからでも利用可能で、テレワークや多拠点展開を行う企業でも柔軟に活用できます。
「Birdeye」は、資産管理にかかる手間を削減するとともに、組織全体の情報管理体制を強化し、企業の業務基盤を支えるサービスです。
■ 今後の展望
クラウド人事労務ソフト「SmartHR」との連携により、人事・労務担当者が抱える日々の資産管理業務の負担を軽減するサービスの提供を開始いたしました。今後も「Birdeye」を通じて、人と資産情報が円滑に結び付く仕組みを実現し、企業のバックオフィス業務の効率化とDX推進に貢献してまいります。