販売管理システム、経理システムを自社ビル内のオンプレミス（自社保有）サーバーにて運用・管理されていた製造販売業様に対する、システムのAWS（クラウド）移行についてご紹介します。AWSへのシステム移行によって、ハードウェア保守費用の削減だけでなく、お客様による日々の運用業務の軽減も達成しました。

 

クライアント情報

• クライアント名：コバオリ株式会社様
• URL：https://www.kobaori.co.jp/
• プロジェクト期間 ：6ヶ月

課題

• サーバーハードウェアの定期的な買い替えコストが発生している
• 停電対応、証明書更新の運用に手間がかかっている
• ハードウェア故障時の片肺運転による事業継続リスクを下げたい

効果

• AWSのEC2サーバーを使用することで、定期的なハードウェアリプレース費用が削減
• クラウドのため停電対応コストは不要。証明書もAWSのものを使用することで運用コストを削減
• クラウドのためハードウェア故障時の部品調達リードタイムが不要

【目次】
1.【背景】オンプレミスサーバーの運用費・運用リスクを解決したい
2.【ソリューション】AWS移行のメリット・デメリットを比較するコンサルティング
3.【効果】日々の運用作業コストが軽減
4.【まとめ】日本オープンシステムズにお任せください

【背景】オンプレミスサーバーの運用費・運用リスクを解決したい

お客様とは2005年以来、販売管理システムや経理システムの開発・保守において、長いお付き合いをさせていただいております。これらのシステムは、お客様社内にサーバーのハードウェア、UPS（無停電電源装置）を設置し稼働しておりましたが、以下のような課題がありました

【ソリューション】AWS移行のメリット・デメリットを比較するコンサルティング

当社には、自社でAWS管理を行うJops Cloud DC Serviceもありますが、今回はお客様環境にて先だって行われたAD移行のサーバー構築を行った他社様にAWSの契約・構築を担当していただきました。私共はお客様の課題をまとめた上で以下のような提案書を作成し、結果としてAWSへの移行を選択いただきました。

AWS構成検討からアプリケーション移行・検証・運用改善まで実施

提案の内容が実現できることを検証するために、はじめに安価なPoC（Proof of Concept ：概念実証）作業を先行して契約し、実際のAWS移行については検証結果を元に改めてお見積りを提示しました。PoC契約の時点で全体の概算お見積りも提示していますが、契約を二段階にすることで、より精度の高いお見積りを行うことができます。

AWSへのシステム移行は、ハードウェアの保守期限が切れるタイミングで実施しました。移行するアプリケーションの開発・運用も当社にて行っているため、データ移行のノウハウを持ち合わせている点も安価な提案を行える一因となりました。

AWS移行契約を頂いた後は、約4ヶ月間の作業スケジュールを立て以下を実施しました。

AWS上に構築したシステムの構成図

【効果】日々の運用作業コストが軽減

AWSへの移行を行った後、お客様からの問い合わせや大きなトラブルは発生しておりません。

運用面では、年に1回発生していたビルの停電に伴うオンプレミスサーバーの停止運用や、ハードウェア故障による修理対応運用がなくなったことで、お客様の運用作業コストが削減できたと考えています。

将来的な展望

今後、お客様では他社との大量のデータ連携を行う計画があり、それに向けてAmazon DynamoDB等を利用した連携アプリケーションの開発も進行中です。

コロナ禍においては、アジア圏の工場のロックダウンにより海外拠点の現地サーバーを使用する上で不便があったと伺っています。今後は海外拠点のサーバーもAWSに移行していくご提案を検討しています。

【まとめ】日本オープンシステムズにお任せください

PRポイント

• オンプレミスサーバーの価格面・運用面の課題をヒアリングした上で、それらを解決できるよう、複数の提案を行います。
• クラウド移行に関する基本的なご心配、ご質問に対しても、わかりやすく、丁寧にご説明するよう心がけています。

関連サービス

• AWS導入・運用サービス
  • アマゾンウェブサービス（AWS）の導入を予定している、もしくはすでに導入しているお客様を支援するサービスです。
• ICTコンサルティングサービス
  • 頼れるビジネスパートナーがお客様と一体となり経営戦略を支援します
• ITインフラ構築
  • 企業のデジタル化やDXを支える優れたITインフラ環境を構築します
• システム運用
  • 企業のITインフラ・アプリケーション運用業務をプロセスから改善します