実績紹介
ITインフラ構築 働き方改革 性能向上 業務効率化 製造業
無線LAN導入により工場全体の高速・安定なネットワーク環境を実現
工場内での無線LAN設置には、周囲の物理環境を考慮した設計と信号の干渉を最小限に抑えるための適切なアクセスポイントの配置が重要です。当社では無線LANサイトサーベイを実施し、工場全館をカバーする形で高速かつ安定したネットワーク環境を構築しました。以下にその事例をご紹介します。
クライアント情報
- クライアント:製造業
- プロジェクト期間 :6ヶ月(機器手配を含む)
課題
- 一部のエリアでしか、無線LANの導入ができていなかったため、特定のエリアでしか作業ができないなどの誓約が発生する。
- 混雑時にはネットワークの遅延や接続が途切れるなどのトラブルが発生する。
効果
- 全館内で安定したネットワーク接続を利用できるようになり、情報共有や業務効率の向上が期待できる。
- 混雑する時間帯でもエリアにて分散が可能になり高速かつ安定したネットワーク接続が確保された。
【背景】無線LANは部分的エリアでの導入のため回線が混み合うと不安定
工場内では一部のエリアのみ無線LANを導入していたため、WEBミーティングやタブレットやノートPCの活用がエリアで制限されてしまったり、混み合うと速度が遅くなる、繋がらないなどのトラブルが課題でした。新しく新設した別の工場では既に全館に無線LANを導入しており、全館利用が可能であることが便利であることは理解していたため、今回、全社的な無線LAN導入に踏み切りました。
【導入内容】無線LANサイトサーベイによる確実な設計
工場内での無線LAN設置には、周囲の物理環境を考慮し、適切な設計と配置が必要です。アクセスポイントの位置決めや、信号の干渉を最小限に抑えるための設備の配置などが重要な要素となります。また、信号強度や安定性を確保するためには、適切な無線LAN機器の選定や設定も欠かせません。
当社では、機器設置の前後に無線LANサイトサーベイを実施しました。これにより、工場の物理的な制約や障害物の影響を考慮しながら、安定したパフォーマンスを確保できる設計を行いました。事前のサーベイでは、アクセスポイントの最適な配置場所や周囲の干渉源を特定し、事後のサーベイでは実際の結果を確認することで、確実な品質のネットワークを構築いたしました。
【導入までの流れ】
- 要件ヒアリング
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- 現状のネットワーク状況の把握(利用者数や使用用途など)
- ご予算とネットワーク機器に重要視するポイントをヒアリング(繋がりやすさ、安定性、セキュリティなど)
- セキュリティの検討
- 無線LANサイトサーベイ(設置前)
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- 無線APを仮設して設置場所・想定される電波強度を調査する。
- ネットワーク機器選定・設計
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- お客様の予算と要望に応じて複数メーカーを組み合わせた最適な機器選定
- 図面と機器の性能を考慮し最適な機器の配置設計を実施
- キッティング作業
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- 必要なソフトウェアのインストールや接続設定を行う。
- ネットワーク機器の設置
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- 電気工事が可能業者と連携し、工場内にネットワーク機器の設置を行う
- 無線LANサイトサーベイ(設置後)
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- 設計時のパフォーマンスが得られているか確認し微調整していく。
【効果】作業効率の向上と社員への福利厚生にも活用
全館無線LANの導入により、工場内でのエリア制限が解消され、業務制約が軽減されました。さらに、混雑時や複数の機器接続時でも高速かつ安定したネットワーク環境が実現し、作業効率の向上が実感できたかと思います。さらに、社員の福利厚生の一環として、十分にセキュリティ対策を行なった上で、無料のWi-Fiスポットとして開放しており、社内でのコミュニケーションや業務外の利用にも役立っていると伺っています。
将来的な展望
工場全体のデジタル化や自動化が進み、生産ラインの効率化やリアルタイムなデータ分析による生産管理の最適化が可能になるかと思います。
【まとめ】日本オープンシステムズにお任せください
無線LANサイトサーベイの実施により、確実なネットワーク環境を構築できます。事前の調査に基づいて機器を適切に調達するため、ネットワーク機器のスペックや個数に関しても最小限の要件を把握できます。これにより、結果的にコストダウンにつながります。
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