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製造実績を紙での管理からシステム化

当社では拡張性や使い勝手を考慮したシステムをスクラッチ(既存パッケージ製品を使用せず、いちから)製造することも行っております。部品の工程ごとの製造実績をこれまで紙で管理されていたお客様に、システム化を行った事例をご紹介します。

 

クライアント情報

  • クライアント:AeroEdge株式会社
  • 所在地エリア:栃木県
  • プロジェクト期間 :8ヶ月

課題

  • 部品の生産効率を向上させたい
  • 50年以上の長期保管が求められる紙を無くしたい
  • 部品の製造実績の履歴検索時間を短縮させたい
  • 工場で使用するアプリケーションとして使い勝手を考慮したい

効果

  • 紙の帳票を全て電子化することで、製造実績の履歴検索時間が短縮され、生産効率が上がりました
  • アプリケーションの導入で大きな混乱はありませんでした

【背景】紙の帳票による製造実績管理から脱却したい

これまで、お客様の工場では部品を生産する際に工程ごとに紙の帳票を使用して製造実績を管理されていました。製造する部品は多くの製品で使用されるため、万が一問題があった場合に同じ部品がどの製品で使用されているかを追跡する必要があります。実績を紙で管理しているため、その検索時間が膨大になる、という課題がありました。また、一部はERPパッケージを使用していましたが製造工程の実績を紙で管理しているためシステム導入にあたっての考慮が必要でした。

【導入内容】拡張性・使い勝手を考慮したシステムの製造

拡張性を見据えたシステム構成

当初は、紙の帳票をWEB化するパッケージ製品の導入も検討していましたが、要件定義を進める中でスクラッチ開発の方がお客様の要望に沿ったシステムになると考え、Microsoft製品群を使用したシステム全体設計を行いました。

 

  • アプリケーションの見た目(GUI)と機能処理部分(API)を分離しました。これによって、運用開始後の管理項目の変更や製造機器から受信するデータの小さな変更が発生しても、機能処理部分のみの変更で済みます。つまりシステム全体の再構築が不要になり拡張対応が容易になるメリットがあります
  • WEBアプリではなく、Windows フォームを使用しました。これで、WEBブラウザーを使用したシステムよりも通信量が少ないため、操作に対する反応性が高くなる点と、HTMLを使用しないため、見た目のラベルやボタンの配置に柔軟性をもたせた操作画面が製造できました。
  • また、万が一のシステム停止時に備えて、一時的に紙による製造実績管理を行ったとしても再稼働したシステムにまとめて生産実績を登録する仕組みも備えました。

使い勝手を考慮した操作画面

  • 工場内で使用しやすいように、Windowsタブレットのタッチパネルで操作する前提のアプリケーションとしました。
  • バーコードリーダーからの入力を元にデータを設定することで、キーボードからの入力は不要になりました。また、必要な情報は自動入力されるため、ほぼ1ボタンで操作可能になるよう設計しました。
  • 画面構成は、あえて既存のERPシステムと同じようなものにすることで、新しいアプリケーションを使用することになる方々の負担を低減するよう配慮しました。

【効果】生産効率が向上

  • 紙による帳票の記入がなくなったことで効率が上がり、工場の生産稼働時間が延長できたとのことです
  • 稼働後は大きな問題もなく、お客様からも好評を頂いています

将来的な展望

実稼働開始後には、いくつかの使い勝手の修正や機能追加の改修を実施しています。今後は、工場の拡大や新規建設があった際には、本システムを更にご利用いただければと考えています

【まとめ】日本オープンシステムズにお任せください

当社では、既存パッケージの導入・カスタマイズだけでなく、お客様の課題や要望に合わせて、最適なシステムをいちから設計、実装いたします。製造業様の工場など、制限や制約のある環境でも、最善を尽くしてご提案いたします。

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