【社長ブログ】簡単な単語の組み合わせが教えてくれること
JOPS社長ブログ
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第2話 新入社員に贈る言葉 (3回連載)
第2回 簡単な単語の組み合わせが教えてくれること
第1回の最後に、 You are ( ) you eat. という文の( )に入る単語は何でしょう?と質問しました。わからなくても心配しないでください。私自身、この言葉を皆さんの年齢の時には知りませんでした。知ったのは40代の後半かもしれません。( )に入るのは、what で、You are what you eat. となります。
直訳すると、「あなたは、あなたが食べるもの、です。」つまり、あなたの身体はあなたが食べたものからできている、ということで、結局のところ、栄養を考えて、しっかり食べましょうね、という意味になります。この文にある単語はすべて非常に簡単な単語で、それでいて、とても大切なことを私たちに伝えてくれていますね。私は、皆さんの年齢の時にこの言葉を知らなかったと言いましたが、おそらく、私が勉強した教科書や参考書には出ていなかったのだと思います。こんなに簡単な単語で、文法的にも重要で、実生活でも役立つ文を、ぜひ教科書に載せれば良いと思います。ちなみに私がこの文を知った情報源は、NHKのビジネス英会話講座に連載されていた小さなコラムだったと記憶しています。
皆さんの中にはご家族に食事を作ってもらって会社に通う人もいれば、一人暮らしの人もいると思います。今、家族と一緒に食事をしている人でも長い人生の中では、一人で生活することがあると思います。一人で生活する時には、自分で自分が食べるものを決めなければなりません。栄養のある物、身体の調子を整える物を食べるよう心がけることが大切です。You are what you eat. なんと簡単でかつ大切な言葉でしょうか。まずは皆さんにこの言葉を贈ります。
次の言葉は Easy come, ( ) ( ). です。
Easy comeは「簡単にやってくるもの」ですが、これに続くのは easy go です。
スマートフォンを使うと、簡単に情報を得ることができます。しかし、その検索結果やAIの回答が正しいかどうかは、先ほどメディアリテラシーで述べたように、保証の限りではありません。また、スマホを使って調べた事柄が自分に身に付くか、というのも非常に疑問です。
「悪銭身に付かず」ということわざがありますが、簡単に手に入れられるものは簡単にどこかに行ってしまうということです。ひとつのことを身に付けるためにはそれなりの苦労をする必要があると思います。WBCでも活躍した大谷選手の素晴らしいパフォーマンスは、そう簡単にできることではありません。人並外れた努力、そして運をも自分に引き寄せて、世界を感動させるようなパフォーマンスが生まれるのです。皆さんの日常においても、簡単に手に入るものは要注意だと思ってください。特に、スマホで調べてあたかもそれを以前から知っていたかのように振舞うことはよろしくないと思います。 Easy come, easy go. 覚えておいてください。
次です。これは、私は皆さんくらいの年齢の時には知っていました(笑)。 ( ) work and ( ) play makes Jack a ( ) boy. これは英語検定の3級くらいで、英語のことわざとして出題されたと記憶しています。それぞれ、All、no、dull が入ります。 All work and no play makes Jack a dull boy. ですね。勉強あるいは仕事ばかりで遊ぶことがなければ、Jack は怠惰な少年になります、ということです。少し意外な気がするかもしれませんが、日本語でも「よく学びよく遊べ」ということわざがありますね。あまり勉強ばかりしすぎてもダメだということです。No work and all play だと問題かもしれませんが、適度に遊ぶことも大事だね、ということです。会社に入って一所懸命に仕事をするのは良いのですが、あまりにも仕事をやりすぎると弊害も出てきますので注意しましょう。働き方改革にも通じることわざかもしれません。
(第3回に続きます)