【社長ブログ】あなたの評価をワンランク上げる英語の発音
JOPS社長ブログ
cooperated by several associates
第2話 新入社員に贈る言葉 (3回連載)
第3回 あなたの評価をワンランク上げる英語の発音
最後の文です。今日のような良い天気の日もあれば、そうでない日もありますね。これは私が非常に好きな言葉で、10年くらい前に知りました。Every ( )has a silver lining. ここに入るのは何でしょうか? 情報の世界でも使う単語ですね(笑)。(新入社員を指名すると、cloud という答えあり)
そうですね、正解です。
雲行きが怪しいという表現をするように、雲は不穏なものをイメージさせます。今日の空の雲は白いですが、雨雲のように黒い雲もあります。飛行機に乗った時に見たことがあると思いますが、雲の上空はとても光が強いです。光が当たって、雲の反対側(地表側ではなく宇宙空間側)はとても輝いています。この文は、どんな雲にも美しい銀色の裏打ちがあります、という意味です。大変な思いをしたとしても、その向こう側には輝かしいものがあるということです。これから皆さんの社会人生活が始まります。辛いこともたくさんあると思います。でも、その向こう側にはきっと輝かしいものがあるだろうということを信じていてほしいと思います。

(この画像はAIにて生成しています)
さて、今日は皆さんに贈る言葉を4つもお話ししたので、なかなか頭の中に残らないかもしれません。自分の心に響くものが無かったということであれば、それは仕方のないことかもしれません。しかし、入社式の時に社長がそういうことを言っていた、とメモを残しておけば、皆さんの心の支えになる部分があるのではないかと思っています。後ほど、4つの言葉を書いた紙を配布しますので、それらを時には思い出して頂きながら、これからの社会人生活をがんばってください。
以上が昨年の入社式での私の話ですが、せっかく英語を話題の中心に据えたことですし、最後に、あなたの評価をワンランク上げてくれる英語の発音について、追加で述べたいと思います。
ビジネスでしばしば使う advanced や based という単語の発音、カタカナ表記を例に取り上げましょう。英語の発音にはかなり規則性があり、動詞の過去形・過去分詞の規則変化で末尾につく「ed」は、動詞原型の語尾が有声音の場合は[d]の発音となり、無声音の場合は[t]の発音になるのが原則です。従って advanced 、based の発音はカタカナで表記するならば、アドヴァンストやベイストとなるのが実際の発音に近いのですが、スペリングにひきずられて、アドヴァンスド、ベイスドと誤表記することがありますので、気を付けましょう。
スペリングと発音の関係についての例も挙げましょう。ソフトウェアの Word は「ワード」と発音し、戦争の warは「ウォー」と発音する(英単語の発音と英単語のスペリングをローマ字表記のように読むのとで反対になるような印象ですね)ことは大抵の人が知っているのですが、「賞」を意味する award はほとんどの場合、「アワード」とカタカナ表記されています。この表記を最初に公の媒体で書いた人は戦争の war を「ワー」と発音する人だったのでしょうか?どうして日本の英語の先生たちは正さないのか、私は不思議に思います。
今は「アワード」が跋扈し、「アウォード」とカタカナ表記しているのは、プロサッカーリーグくらいです。私はJOPSのイベントでこの単語を使う時には「JOPSはJリーグのように正しい発音で突っ張ろうぜ!」と号令をかけ、2年目でその号令がほぼ定着しました。
もはや「アワード」が日本で完全に定着するのは時間の問題(これも言語のダイナミズム?)かもしれませんが、JOPS社員には突っ張り続けてもらいたいと思います。(しかし、そのイベント当日、私の後ろにいた幹部が「アワードの間違いではないか」と言っているのを聞いた時には、私はガックリとしてしまいました(爆笑))
私はこの種のネタを豊富に持っています。ごく最近の新聞記事で「アルムナイ」を目にした時には笑ってしまいました。カタカナで書くなら「アラムナイ」ですね。後日、このブログのアーカイブを作る際には、「あなたの評価を上げる正しい英語・日本語」と題した特集を用意しようと思いますので、ご期待ください。
(第2話おわり)