製品情報
2024.07.25
Power Platformを利用した「電子帳簿保存法」対応アプリのご紹介
日本オープンシステムズでは、Microsoft Power Platformを活用したアプリケーションを取り扱っております。その中で、電子帳簿保存法に対応したPower Platformのアプリケーションをご紹介いたします。
【目次】
電子帳簿保存法とは
電子帳簿保存法のメリット
電子帳簿保存法の課題
Power Platformによる弊社アプリの特徴
関連サービス
電子帳簿保存法とは
国税関係の帳簿(仕訳帳など)や取引書類(請求書、領収書など)を電子データで保存する際の取り扱いを定めた法律です。紙で授受した取引書類については、定められた保存要件を満たすことで、(法的効力を持つ書類として)スキャナ保存することが認められます。
また、電子データで授受した取引書類については、紙に印刷ではなく電子データのまま保存することが義務化されました。
カテゴリ | 書類 | 授受した媒体 | 保存方法 |
---|---|---|---|
取引関係書類 | 請求書 領収書 見積書 注文書 納品書 等 |
紙 | 電子(スキャナ)保存 ※紙保存も可 |
電子データ | 電子保存 ※紙保存は不可 |
電子帳簿保存法のメリット
- 紙の整理・保管にかかる人件費やスペースを削減することができます。
- 取引先、取引年月日、取引金額をもとに書類を検索することが容易になり、検索時間が削減されます。
電子帳簿保存法の課題
- 電子帳簿保存法の保存要件として、電子データは更新履歴、タイムスタンプを残す必要があります。今まで導入していた、電子データを保管するシステムが、サポート終了などにより他製品へ移行することになった場合、更新履歴、タイムスタンプといった情報を移行することは困難です。
- 電子帳簿保存法に対応した経理・会計のシステムなどを導入していても、そのシステムでは保管できない種別の書類があり、別途保管する手段が必要になります。
- 書類をシステムに保存する時に「取引先」「取引年月日」「取引金額」などの情報を毎回入力する必要があり、手間がかかります。
Power Platformによる弊社アプリの特徴
弊社アプリでは、書類を保管するストレージとしてクラウドサービス(SharePointドキュメントライブラリ)を利用します。そのため、ストレージ老朽化によるリプレース、データ移行はありません。また、電子帳簿保存法の保存要件に合わせた形で書類の保管ができます。
- お客様環境に合わせてローコードでアプリをカスタマイズできるため、柔軟に書類種別の保管に対応できます。
- 書類のスキャン時に「取引先」「取引年月日」「取引金額」等の情報を自動で読み取り、登録されます。
- 書類の保管先について、フォルダ構成やファイルの命名規則を自由に設定できます。
① 書類アップロード
アプリの画面からファイルをアップロードします。
② データスキャン
アップロードしたファイルから、書類の各種情報(書類種別、取引年月日、取引先、取引金額)が自動検出され、所定の保存先に保存されます。
③ 保存
ファイルと各種情報はSharePointに保存されます。
アプリの画面からも保存したファイルを確認できます。検索条件を指定してファイルの絞り込みができます。
関連サービス
- Microsoft 365導入支援サービス
- 優れた導入支援によりMicrosoft 365の導入効果を最大限に発揮させます。
- Microsoft Power Platform 技術支援サービス
- Power Platformの技術支援により、お客様のローコード開発内製化を実現します