実績紹介
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Tableauによる製造データの見える化
BIツールのTableauを使用した、製造業のデータ見える化をご支援した実績をご紹介します。作業負荷の高かったデータの集計業務を自動化し、収集したデータのダッシュボード化によって生産プロセスの効率化にも貢献しました。
クライアント情報
- クライアント:製造業
- エリア:東京
- プロジェクト期間 :5ヶ月
課題
- データ集計業務の工数負荷が大きい
- 集計データの判断が属人化している
- 収集したデータの活用が不十分
効果
- Tableauによる見える化で集計業務工数が低減
- 属人化していた判断も低減された
- ダッシュボードが製造ラインのプロセス最適化にも役立つ。
【背景】収集データ活用方法を模索中
このお客様は、製品工場での製造過程で取得されたデータの集計を手動で行っているためその業務負荷を下げたいとお考えでした。収集されているのは生産計画・実績データ、在庫データ、品質管理データ等です。特に品質管理(不良チェック)結果においては、状況分析や原因推測が熟練社員のノウハウによるものとなっており、属人化している部分が課題でした。
他にも、生産データ、在庫データなどについても、更なる活用方法を模索しているとのことでした。
【導入内容】Tableauによるデータの見える化
このお客様ではすでにBIツールのTableauを導入済みでしたので、当社は収集したデータの見える化(ダッシュボード作成)をご提案しました。TableauのようなBIツールを使用した見える化は収集したデータを単に並べて表示するだけでは意味を持ちません。実際の業務の流れや判断基準をもとに、収集したデータをどの範囲・単位でまとめるか、どのように見せるかの検討が重要です。
これらを実現させるため、お客様の管理監督者だけでなく、実際に製造現場で作業されている方も含めたヒアリングを行いました。現場業務におけるデータの課題を洗い出してから参加してくださった担当の方もいらっしゃいましたが、中には明確な課題とは言えない状態のご意見もありました。その場合は、当社にて仮説を立ててそれに対するサンプル的なダッシュボードのイメージを提示し、何度かすり合わせを行う方法を取りました。
このようにして、3ヶ月程度かけて、ヒアリングとダッシュボードのプロトタイプを使用した画面イメージのすり合わせを繰り返し行い、要件を明確化していきました。ヒアリングでご要望が膨らみ、見える化の目的が発散してしまう場合にはそれぞれに優先度を付け、段階的に開発する調整を行いました。
実際のダッシュボード製造フェーズでは、お客様に実データのサンプルを準備していただきより具体的な判定処理の参考にしました。当社での動作確認が終わった後、お客様に受け入れの確認をお願いしました。その中では
- データの見える化(ダッシュボード化)によってこれまでの業務時間の削減と効率化が達成されたか
- 画面表示の応答速度が妥当か
などをご確認いただき、納品となりました。
【効果】集計の工数削減だけでなく製品製造プロセスの最適化にも貢献
Tableauのダッシュボードを導入した結果、お客様におけるデータ集計業務の属人化低減、工数削減が実現されました。また、それだけでなく、製造ラインのデータが可視化されたことで、部品毎の使用状況や在庫状況を考慮した部品の製造順の優先度変更など、製品製造におけるプロセスの最適化の判断ができるようになったとのことでした。これによって、製造ライン終盤で部品が不足するといった製造ロスのリスクが低減されました。
【まとめ】BIツールを使用したデータの見える化もお任せください
当社では、Tableauなどを使用したデータの見える化も得意としております。ツールの導入・販売だけでなく、業務のプロセスに基づいた、現状を改善するためのデータの見える化についてお客様の状況をお伺いしながら適切な解決案をご提案いたします。
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