システム開発・運用やAWS構築など企業のDXを支援する日本オープンシステムズ「実績紹介」ページ

CASES

業務システム開発・導入支援 DX推進・支援サービス コストダウン ペーパーレス 業務効率化 製造業

i-Reporterによる検査帳票の電子化

こちらのお客様では、これまで大量の紙で運用していた検査帳票をi-Reporterにより電子化しました。同時に、お客様への業務ヒアリングに基づいた作業プロセス全体の見直しも行うことで工数の削減や作業品質の向上にもつながりました。

 

クライアント情報

  • クライアント:製造業
  • エリア:北陸
  • プロジェクト期間 :6ヶ月

課題

  • 完成品の検査で、毎日何十枚もの紙に手入力しており工数がかかる
  • 検査結果の準備や収集、保管などの管理工数もかかる

効果

  • 帳票の電子化により作業工数・管理工数が削減された
  • 新規電子帳票も自分たちで作成できるようになった
  • 検査プロセス自体も見直すことで、全体的な作業工数を改善できた

【背景】毎日の大量の紙による帳票の手入力業務を改善したい

こちらのお客様では、工場での製品検査を紙に手入力で行っているため、毎日何十枚もの入力とその管理に工数がかかるという課題がありました。チェック項目は多岐に渡り、また製品毎にチェック用帳票フォーマットが異なるため事前の印刷準備や配布、作業者自身の検査業務にも負担がかかるものでした。
当社では、過去にこちらのお客様社の別部署にも帳票の電子化をご提案していたため、今回の部署から改めてシステム化をご相談いただきました。

【導入内容】i-Reporterによる電子化と作業プロセスの改善提案

お客様のご要望に基づき、検査結果の記入を紙からタブレット画面に変更するという電子化を提案しました。帳票システムは、シムトップス社のi-Reporterを採用しました。

 

システム化による手書きの入力手順の変更など、利用する方の負担にならないよう、できるだけ現行の紙帳票のデザインを変更せず電子化を行うという提案を行いました。さらに紙を単に電子化するだけでなく、お客様の業務内容をヒアリングし、プロセス全体の改善も含めてご相談に乗りました。

ヒアリングの結果、基幹システムからの検査項目の取り込み部分も自動化したり、これまで製品ラベルをカメラで別途撮影して印刷し紙帳票に貼り付けしていた業務を、タブレットのカメラで撮影した画像をアプリ内で帳票に添付する仕組みに変更しました。加えて、今後検査対象の製品が増えた場合を想定して、お客様にて新規検査帳票画面を作成できる汎用的なアプリケーションの設計にしました。

 

また、実装においては、製品ラベルのQRコードをタブレットのカメラで読み込むことで対象製品用の検査帳票が自動的に表示される仕組みや、音声によるデータ入力機能も追加しました。
特にQRコードについては、機器の互換性を確かめるために、製品のQRコードが正しく読み取れるか、アプリケーション実装途中でお客様に実証実験の協力をお願いしました。

作業管理面についても、電子帳票で検査した結果はExcelやPDF、CSV形式でファイルサーバーに自動保存され、あとから簡単に検索・閲覧できる仕組みにしました。

【効果】導入前の事前説明によってトラブルなく運用開始

ご相談いただいてからおおよそ半年で納品し、本番施行前にはご担当者様にアプリの使い方や新規帳票の作成方法などを説明いたしました。また納品後、運用開始までには一定の準備期間を設定していただき、現場の作業者の方向けの説明会をお願いしました。
実際に現場に導入されてからは、検査帳票が紙からタブレットに変わったことへの変更に対して特に大きな問題もなくご利用いただいています。

【展望】工数改善や作業品質の向上にむけて

これまで紙で行ってきた作業を電子化したため、検査工数の効率化やミスの削減だけでなく、管理工数の削減にもつながると考えています。
検査対象製品のQRコードを読み込むことで記入する帳票自体が自動選択され、記入用紙を間違うことがなくなったため、検査作業の品質向上にも貢献できると考えます。

日本オープンシステムズの関連サービス

CONTACT US

お問い合わせ

TOP