【社長ブログ】IPAから届いた社長就任への祝電(!?)
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第5話 66歳で初挑戦した応用情報技術者試験にスレスレ合格!
第3回 IPAから届いた社長就任への祝電(!?)
こうして「応用情報」の試験日となりました。受験者の年齢層は30歳前後が大半の様子で、試験官からは「お年なのにようこそ・・・」と敬意を払って迎えられているような気がしました。(笑)
午前問題については練習で概ね7割を取れているため、「合格基準点の60点を超えても超過分を午後問題に繰り越すことはできない」ことを考慮して、時間いっぱいまで粘る必要はないと割り切っていました。また、試験終了まで試験室にいると、答案回収が終わるまで退室できないため、終了15分前に退室して、午後問題に備える時間として活用しました。
午後問題開始後、予め予備を含めて決めておいた分野をざっと眺めて、点を取りやすそうな問題を選びました。過去8回分の練習で個別の問題の手強さを見極められるようになっていたので、難問に対してムキにならずに次に移り、とにかくできる問題から書き進め、5問を一通り終えたところで2時間10分が経過、残り20分でした。かなり集中力が限界に近づいていましたが、練習では60点ぎりぎりぐらいの得点しか取れていなかったので、最後まで粘ることが必要だと答案を見直し、2、3箇所を修正したところで試験終了となりました。
翌日公表された解答例を眺めると「60点ぎりぎりか、採点基準次第では危ないかな」という感じでした。
「応用情報」が終わった後の1か月少々は「基本情報」の午後問題の練習に移り、問題文の余白に書き込みをせずに考える訓練をしました。本番では相変わらずスクロールで目が廻る思いをしましたが、ベースの力が向上していたので、オンライン試験特有の即日通知で80点超を確認できました。そして残るITコーディネータについては、研修・オンライン試験とも「応用情報」の学習を終えた勢いで乗り切り、残るは「応用情報」の結果を待つだけ、ということになりました。

応用情報技術者試験 成績照会
ただ、過去の国家試験などでの合格時にいつも自身の戒めとして思っていたことを、今回も繰り返し思いました。
- 試験の合格が仕事の成果に直接結びつくわけではない。
- 合格は単に「条件整理された問題を、数時間程度で6割正解できただけ」
- 実務の仕事は「何も参照せずに数時間の取り組みで答えを出す」というような性格のものではない。
- そして、6割程度の出来ではお客様には通用しない。
- 資格を持たなくても、実務でお客さまからの信頼を得て、稼ぎを得ている人はいくらでもいる。
- 合格したことは最低限の品質保証になる程度のことで、本番はこれからだ。
合格後、会社の仲間からは「年齢層別合格者数も発表されていて、園さんは合格者中2~3番目の高齢者」と教えてもらい、「最高齢ではなかったか。惜しかった。」と残念に思ったことを今も覚えています。(笑)
(第5話 終わり)
次回は、「大学時代に落ちこぼれだった私が『もっと早く読んでいればなぁ』と思う本」を掲載します。