「Ocket」の利用状況のお知らせ
株式会社日本オープンシステムズ(本社:富山県富山市牛島町9-5、代表取締役社長:園 博昭)が運用する産学連携クロスオーバーシステム「Ocket」(オケット)は、2023年6月の運用開始からシステムの利用普及が進んでいます。現在の利用状況(2024年12月27日時点)について、以下の通りお知らせいたします。
Ocketについて
Ocketは、課題解決を求める企業と専門知識を有する大学等の教育・研究機関を橋渡し(クロスオーバー)することを目的としたインターネット上のシステムです。秘密保持を前提に、企業が自社の企業課題を気軽に発信することができ、大学等はそれらの案件に対して関心表明を行えます。また、企業は、関心を示した大学等とOcketのチャット上で質疑や意見交換を行うことでマッチングの可能性を探ることができます。富山大学、富山県立大学、当社の3者により企画・開発を進め、2023年6月よりシステムの運用を開始しました。現在、北陸3県(富山・石川・福井)の商工団体の会員や大学等にご利用をいただいています。
Ocketの参加団体
現在のOcketの参加団体は、下表の通りです。運用開始時(2023年6月)には、利用する商工団体は6団体でしたが、現在は10団体に増加しています。また、利用する大学等は8団体から9団体に増加しています。Ocketに参加する商工団体の会員や大学等の協力会の会員は、システムを無料で利用することができます。
【商工団体】 ※参加表明順
富山商工会議所、福井商工会議所、高岡商工会議所、敦賀商工会議所、小松商工会議所、白山商工会議所、
滑川商工会議所、魚津商工会議所、黒部商工会議所、射水市商工協議会(射水商工会議所・射水市商工会)
【大学等】 ※参加表明順
富山大学、富山県立大学、福井大学、金沢工業大学、仁愛大学、公立小松大学、金沢大学、
北陸職業能力開発大学校、福井県立大学
Ocketの利用状況
運用開始から現在までのOcketの「登録企業数・企業利用者数の推移」と「大学利用者数の推移」は下図の通りです。2023年6月の運用開始以来、いずれも利用者は増加しています。
企業から大学等に向けて合計22の案件が発信されており、これに対して大学等から企業に合計24の「関心あり」が通知されています。発信された案件の分野と応募形態は次の通りです。工学など理系分野に加えて、経済・経営・商学や社会・マスコミ・観光などの文系分野でも案件が発信されています。また、共同研究などの募集形態に加えて、アドバイス募集やインターンシップで実施といった形態でも案件が発信されています。
Ocketによる成約事例
現在までに4件の連携成立がOcketを利用する企業から通知されています。連携に合意した企業・大学等の双方の許可を得たものについて、Ocketのポータルサイトで公開します。現在は2件の事例が公開されており、近日中に1件の追加を予定しています。
- 公開事例① 案件名:MaaSアプリ『my route』の普及促進
- 公開事例② 案件名:健康を維持するための栄養に関する研修について
今後の展望
Ocketは、2023年6月の運用開始以来、参加団体の皆さまのご尽力により利用者数を増やしてまいりました。当社は、Ocketによる産学連携の橋渡しを通じた地域経済の活性化を社会貢献の一環として位置づけ、今後も引き続き参加団体と連携を取りながら「Ocket」の普及活動に取り組んでまいります。
関連リンク
Ocketに関する過去のプレスリリース
2023年06月07日 プレスリリース 産学連携クロスオーバーシステム「Ocket」運用開始について
2023年12月11日 プレスリリース 「Ocket」の利用状況と商標登録のお知らせ